哺乳類クマ科の中でも最大級の体格を誇る“コディアック・ヒグマ”の名を由来とする“6460 コディアック”は、アラン・ベアの奏でる素晴らしい音色とその高い演奏能力がきっかけとなり、“6450 ベア”モデルを基本に、よりいっそう雄大に、自由に演奏できる楽器として開発されました。
ゲルハルト・A・マイネルは、ニューヨークのエイヴリー・フィッシャー・ホールへ度々足を運び、ベアとともに“コディアック”の開発に取り組みました。より力強く圧倒的な響きを実現するため、ゲルハルト・A・マイネルが耳を傾けるなか、ニューヨーク・フィルハーモニックのリハーサルにおいてベア自身による細かい入念なチェックを受けました。そして“コディアック”は、6つのロータリーバルブと極めて大きなボアを備えるF管テューバとして、ついに〈メルトン・マイネル・ウェストン〉のラインナップへ仲間入りしたのです。
アラン・ベアは「“コディアック”以上に壮大な音を奏でることのできるテューバは、他には見当たらないだろう」とコメントしています。